たましょう歯ネット| 多摩小児在宅歯科医療連携ネット 口腔内の疾患チェック。メンテナナスや予防。口腔ケアや摂食機能訓練などを行っています

多摩小児在宅歯科医療連携ネット
メールアドレス : info@tamashou-shika.com

代表挨拶

多摩小児在宅歯科医療連携ネット

小児在宅患者のサポートは多職種との連携により成り立っています。一人の子どもに対し、医療だけでなく、教育の面や子どもたちが在宅で安心してすごせるような環境づくりなどのサポートも考えて支えていく必要があます。しかし、高齢者の医療とくらべ、小児在宅患者のサポート体制は十分でなく、多職種が連携しながら手作りで支えているのが現状です。そのような中で、小児在宅患者の歯科的サポートを依頼された場合、歯科医療サイドとして、受け皿が必ず必要になると考えるようになりました。

いま、歯科として小児在宅患者を受け入れる準備が必要な時期に来ています。「多摩小児在宅歯科医療連携ネット」(以下たましょうしネット)は、地域歯科医師と基幹病院とが協力し、東京都多摩地区に住む在宅重症児に対する歯と口の健康を支援することを目的に、2015年1月に設立されました。活動の中心は多摩地区の20歯科医師会に所属する在宅歯科医療が可能な歯科医師と重症児歯科治療が可能な12施設です。 「たましょうしネット」の役割は歯科医療連携の強化と連携システムを地域の歯科医師で共有することです。地域の歯科医院では口腔内診査やスクリーニングを行い、口腔内に疾患がないかを診査するのが主な役割とし、疾患があった場合、地域の後方支援病院の歯科に依頼し、治療を行います。治療後は地域の歯科医院に戻り、メンテナンスや予防に努めます。摂食嚥下障害が疑われた場合、後方支援病院にて嚥下機能等を診査・診断し、口腔ケアや摂食機能訓練を行っていくという連携ネットワークを考えています。

私は当初、在宅へ移行する前の入院中に、歯と口の健康管理方法をより多くのご家族に説明することが必要であると考えていました。しかし小児在宅医療にかかわる様々な方のお話を聞いて、考えを改めるようになりました。地域のかかりつけ歯科医師が、その家庭にあった方法を指導することが重要だということに気づきました。周りの生活環境に調和させることができるだけでなく、子どもの成長発達に応じた変更も可能だからです。地域の多くの方々と協力していきながら、それぞれの役割を最大限に生かし、ひとりでは不可能であった在宅重症児の歯科医療を可能にすることができると信じています。


平成29年2月25日

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